設計のこだわり・・・

設計のこだわりで鉄骨階段の受け梁をこんな風に加工しました。
H型鋼の断面が外側に見えるのが嫌だって言う事ですが、どう思います?

めっき表しの避難階段で、確かに通りからはよく見える場所ではありますが、この部分に梁の小口が見えたとて誰が気にするでしょうかねぇ・・・。
このために加工費がいくら掛かったことでしょう・・・。

通りの向かいから全体を見るとこんな感じです。。確かに梁の断面は見えません。

場所は市街中心地から少し入ったところで、それほど人通りのある場所ではないんです。
設計の意図はよ~くわかるし、確かにきれいに見えますよ。でも問題は経費と効果のバランスだと思うんですよね。
この階段が市街地に面した商業ビルの正面ならわかるけど、人通りもあまりないところでワンルームマンションの避難階段だと思うと・・・
どうなのかな~と思いました。。

koba

コメント

  1. nt より:

    なるほどね~。
    でも設計者だったら気になっちゃうんじゃないですか。
    小口見せるのは。
    お金もかかる事だし、難しい判断ですね。
    nt

  2. okuyamastaff より:

    いつものことですが、数々の見積もり落ちがある中で、作業所はどうにかしてVEやCDに努めて採算を合わせようとしている状況なんですよね。。
    まぁ結果的にはきれいにまとまったとは思います。

    欲を言うと折れ線をもう少しシャープにして欲しかったですね。。
    フランジは曲げではなく切り板で加工するよう指示するべきでした。

    koba

  3. okuyamastaff より:

    確かに力をかける場所ではないですね。

    それにしても階段をうけるには大きな梁ですね。
    外壁を貫通している梁メンバーサイズでもよかったようにも見えますが…

    フランジを切り板にすると加工手間がふえますよ!金額アップです!

    zaki

  4. okuyamastaff より:

    さすがzaki!目の付けどころが違うね。
    この梁は階段を受けているだけでなく、この梁から内部のEVホールにスラブが繋がっているのです。
    つまり一つの構面の一部が外部に出てきて踊り場になり、階段を受けているのです。
    まぁキャンチ梁って事もあるけど、昨今の構造はちょっとオーバースペック気味だよね。。

    ついでに言うと、前述したようにスラブの一部が外に出てきているのに、外から見るとササラが外壁まで通ってるのがわかると思う。
    これも設計のこだわりで、階段構造としては必要のないササラをダミーで延ばしてるんだよね。
    まぁそれは正解だと思うけど、納まり的にはちょっと苦労したところで、その甲斐あってなかなか綺麗に見えていると思います。。
    もちろん取付ボルトも見えないところで納めてますよ^^v

    koba

  5. okuyamastaff より:

    >kobaさん
    安全率をどれだけ見てるのかっていうぐらいオーバーですね。

    階段の納まりにそういった気を使う検討するのも図面検討の楽しさでもありますよね。

    疑問に思ったのですが
    この大きなメッキの梁建屋内部と繋がっているとのことですがスラブを受けてるんですか?
    耐火被覆の必要って無いんですか?
    梁が一本ものだとするとすべてメッキですよね?、耐火被覆付着しないでよね??

    私も以前外部階段でスラブを一部だしてフロアの踊り場代わりにした納まりをやったことがありますが、耐火被覆をして金物で隠した記憶があるもんで。

    zaki

  6. okuyamastaff より:

    その通り、内部から繋がるスラブを受けてるので普通なら耐火被覆が必要な状況だね。
    でもこの場合は必要なかったようですよ。確か確認したはずです。。

    必要か不要か以上に突っ込んでなかったので少し不安になって来ました・・・。
    今度改めて聞いてみますね・・^^;

    koba

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