以前の書き込み「設計のこだわり・・・」でzakiから質問のあった件です。
(↑ここで前の書き込みをリンクしたいんだけどどうやればいいの?>ntさん)
設計者に確認したので忘れないうちに披露しておきますね。
まず基本的に、床スラブを支持する大小梁は内外問わず耐火被覆が必要です。
ところがこの場合・・・、やはり意匠設計のこだわりがものを言ったってとこですね。
耐火被覆をすれば当然これをファイリング(仕上げ材で包み込む)する必要が出てきて、見た目がどんどんゴツくなってきます。
それを避けるために、「火災時には梁の支持を期待しないスラブ」にしているのだそうです。
つまりスラブの配筋量を上げて、梁が溶けて耐力がなくなっても、避難に有効な一定時間はスラブが一人で頑張る・・・と。。
これは建築主事にも確認済みで、曰く、勝手に被覆なしでやっちゃってるところもたまにあるそうです。。。
こうなると「何でもアリ」って感じですね^^;
まぁ実際、法の抜け道はいろんなところにあるし、「あってないようなもの」とまではいかないにしろ、
「頑張ればなんとかなっちゃう」的なところも良くありますよね。
なんにしろ、これは私たち(これを読んでるみんな)にとってはいい勉強になりましたな。
意匠設計者に感謝です。ははは。。
koba
コメント
kobaさん
なるほどですね。以前に私も別物件で遭遇しました。
配筋量を上げたのなら少しでも鉄骨梁のメンバーを小さくしてもよかったですよね。
これって各階ですよね。。。
ほんの少しでもVEにもなるし梁先端でこんな加工をせずにできたかもしれませんね。
zaki でした。