昨今の経済不況で、住宅関連の優遇制度がかつてない程の優遇が取られています。ローンの金利優遇、住宅ローン減税、諸税金の引き下げや住宅版エコポイントなど。
以前住宅版エコポイントはお伝えしましたので、今回から数回に渡って、その他の優遇制度をお知らせしたいと思います。
国として200年住宅の推進とも言われているように、スクラップアンドビルドからストック住宅へシフトする政策が採られています。今までの住宅は一世代持てばいいほうで、30年~40年くらいで壊して建て直してしまうというやり方でした。
それを改め、200年というのは難しいかもしれませんが、2~3世代に渡ってリフォームをしながら家を引き継いでいくという作り方をするようになってきています。それが、省エネ住宅や、長期優良住宅、太陽光発電の推進のための助成金に繋がっています。
今回ご説明するフラット35ですが、優良住宅取得支援制度としましてフラット35Sという商品が用意されています。これは、フラット35のお借入れ金利を当初10年間1.0%引き下げる制度です。
モデルケースで借入額3000万円、金利2.82%、35年元利金等払い(ボーナス払いなし)の場合、合計の支払い金額が通常のフラット35よりも約317万円お得になります。(フラット35HPより)
また、フラット35S(20年金利引き下げタイプ)という商品も用意されており、長期優良住宅などの条件を満たせば、通常のフラット35Sよりも大きい優遇があります。11年目以降も、0.3%10年間に渡って金利引き下げの恩恵を受けることができます。フラット35Sよりも高い技術基準になりますが、長期優良住宅など長持ちする住まいを作りたいと考えている方は、検討してみては如何でしょうか?